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エクラ・ド・ルミエール クープ

(2815784)

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ゴシック様式の大聖堂のロザース(バラ窓)を思わせる、精緻なデザインのクープ。クリアクリスタルに赤いクリスタルが重ねられ、その上に施された、魔法のように複雑なカットが生み出すシンメトリーの美。バカラの卓越した職人の手でカット装飾が全面に埋め尽くされています。この作品のオリジナルが披露されたのは1909年にナンシーで開催されたフランス東部国際博覧会でした。その頃にはすでに、バカラの高度なカットの技術や芸術性は広く知られ高く評価されていましたが、それでもなおバカラは、クリスタルをキャンバスとして、多彩なモチーフを表現する新しいカット装飾のレパートリーをさらに開発し、このように美しい作品を各地の博覧会に出品し賞賛を受けました。この作品を覗き込むと、立体的に咲き誇る大輪の蓮の花、あるいはつむじ風、美しいバラなど、人によってさまざまな景色が見えることでしょう。あるいは、このメゾンを新たな高みへと導く羅針盤が見えるのかもしれません。